こんにちは!元音楽の先生、みきちです!
今回は、手軽に!何年生でも!時間が余った時にも!音楽づくりの基盤づくりにも!使えるネタをご紹介します。
【微妙に時間が余る!】
【楽しい活動が知りたい!】
【音楽づくりってどうしたらいいの?】
こんなお悩みのある先生方にはぜひ読んでいただきたいです。
💡この記事で分かること
- 常時活動にもメイン題材にもなる!『リズムで話そう』の指導方法
- 具体的な活用方法、メイン題材にした時の略案例
※『音楽の授業小ネタ9選小学校低学年編』から見に来てくださった方は一部重複する内容になります。『目的別活用例』からご覧ください。
スキマ時間からメイン題材まで!『リズムで話そう』
⌛時間
5分~
🎹道具
なし(メイン題材にする場合はワークシート等)
📖共通事項
リズム、拍 反復、呼びかけとこたえ、変化 など
✨おすすめ使用例
音楽づくりの前後、導入
いつでもできる活動でありながら、使い方次第でメインの題材にもできます!
レベル別にご紹介します。
基本の使い方
レベル1
①教師がお題となるリズムを提示、確認する。
T:『たん たん たん うん』のリズムをお題として提示する。リズムを模倣させる。
今日は今叩いたリズムに合う言葉を探してみよう!
②リズムに合う言葉を考えさせる。
このリズムでは、何回手をたたいたかな?
3かい!
そうだね!じゃあ、3回叩くから3文字の言葉を探してみよう!
③共有、振り返りをする。
8ビート(またはメトロノーム)を流し、1人ずつ順番にリズムを叩きながら発表する。数人のグループで行っても良い。
色んな言葉が出たね。歌を歌う時の歌詞にも、リズムがついていますね。リズムと言葉はとても大事なつながりがあるね。
発展させるには…
レベル2
シンコペーション(伸ばし棒など長音がつく言葉)、休符が入る言葉(小さい「っ」のような促音がつく言葉)を扱う。
レベル3
いくつかのリズムを並べて(長いリズムを使用して)文を作る。
レベル4
グループ活動。様々なリズムを用意して1人一文考える。グループで1つの文章を作る。
…などなど。
低学年ではリズムを簡単にして、「あ」から始まる言葉、食べ物、などのお題をつけると取り組みやすいです。
目的別 活用例
活用例① 1・2年生向け 「あ」から始まる言葉で!
1番お手軽な使い方です!
ある程度枠組みを作り、そのルールの中でリズムに言葉を当てはめます。
リズムカードを作っておくと音符や休符の学習にもなりますね♪
【例1】
月ごとにリズムを変える。1回目は「あ」から始まる言葉、2回目は「い」、3回目は「う」…
- 4月第一週→「あ」から始まる言葉
- 4月第二週→「い」から始まる言葉 …
【例2】
月ごとにお題を設定する。リズムは毎回変える。(高学年向け)
- 4月→食べ物の名前
- 5月→動物の名前
- 6月→色の名前 …
活用例② リズムカードを作ってリズムのレパートリーを増やす
リズムのレパートリーが増えると様々な曲で「あっ、これはあの時のリズムだ!」と理解が早まり、学びが繋がっていきます。
例えばこんな感じ。
『まねっこリズム』の記事を読んでくださった方には重複ですね。
もっと簡単なリズム(四分音符と四分休符だけ、など)でもOKです!
最初から言葉での読み方を指定せず、児童と一緒に設定してみましょう。
実際のリズムカードには読み方は書かないのがおすすめ!曲中にそのリズムが出てきた時の応用力を身に付けさせます!
具体的な指導方法は以下の通りです。
①学年や実態に合わせていくつかリズムパターンを用意して、リズムカードにする(紙でもデジタルでも◎)
リズムは今学習している曲の中から抜粋してもいいですし、覚えてほしいリズムを使ってもいいですね♪
②リズムカードを提示して、リズムに合う言葉を見つけさせる。
③クラスで共通の呼び方として設定する
③1授業につき1つ増やして、たくさん作る!
活用例③ 言葉からリズムをつくる(タブレット推奨)
今まではリズムがあって、言葉をつける、という発想でしたが、逆の発想でも活用できます。
活用例②などで児童が扱えるリズムのレパートリーが増えてきたら、こんなこともできますよ。
①教師が言葉を提示する
今日のお題は「とんこつラーメン」!
リズムでどうやったら表せるかな?
②児童が言葉に合うリズムを探す。
「ラーメン」は「みそラーメン」の時に出てきたからそれが使えるかな?
「とんこつ」は「ステーキ食べたい」の「食べたい」と一緒だ!
③カードを組み合わせてリズムをつくる
このようなワークシート(ロイロや学びポケットなど)を作るのがおすすめ!
カードを移動できるようにしておくと、簡単にカードを組み合わせてリズムをつくることができます。
実際にやったときも、ゲーム感覚でできるので楽しんで取り組んでくれました!
活用例④ 音楽づくりのメイン題材に(略案付き)
2年生の題材として掲載されている、「ひょうしを かんじて リズムを うとう」の「おまつりの 音楽」を例に書いてみました!
この活動をするならタブレット推奨です。
あくまでもご参考までに!ご自由にアレンジしてお使いください♪
▶▷▶【そのまま使える!「おまつりの音楽」略案はこちら】
※Wordに変換できます!(ファイル→ダウンロード→Microsoft PowerPoint)
まとめ
低学年から高学年まで、隙間時間からメイン題材にまで、使える小ネタを紹介しました!
児童の実態に合わせてご活用ください。
音楽分からん!アイディアがない!相談できる人がいない!時間もない!
ほんの少しでも、そんな先生方のお力になれますように。