魔法の呪文で基本を楽しく習得!『鍵盤ハーモニカの合言葉』

🎹音楽教育

こんにちは!元音楽の先生、みきちです☺

今回のテーマは、鍵盤ハーモニカで最初に教えたい技術的な基礎・基本について!

鍵盤ハーモニカの指導において、基礎・基本はとっても大事!
でも、「指の形はこうだよ」「唄口の持ち方はこれが正しいよ」と繰り返し指導するのは骨が折れるし、児童も疲れてしまいますね。

今回は、そんなお悩みを解決する、魔法のような「合言葉」をご紹介します!
印刷するだけの、教室に貼れるポスターの特典付きです✨

💭指の形や息の出し方がなかなか定着しない…
💭楽しく、効率的に基本技術を身に付けさせる方法が知りたい!

こんなお悩みをお持ちの先生方、また教採の論文・作文ネタに困っている受験生の方もぜひご一読ください✨

💡この記事で分かること💡

☑鍵盤ハーモニカの授業で常時活動・導入として優秀な活動
☑ 呪文のように唱えるだけ!基本が身につく『鍵盤ハーモニカの合言葉』全容
☑ 各「合言葉」の具体的な指導方法と、動作に隠された大切な意味

まず、鍵盤ハーモニカで教えるべき基礎・基本って?

本格的な曲の練習に入る前に、身につけさせたい鍵盤ハーモニカの基本的な知識や技術。
私は大きく分けて5つあると考えています。

  1. 指番号:どの指が何番なのかを理解すること。
    →✨指番号を使って指導できる!
  2. 「ド」の場所:基準となる「ド」の音をすぐに見つけられること。
    →✨自分で基本のポジションが分かる!
  3. 右手の形:正しい手の形を身に付けること。
    →✨移動やくぐる動作が出てきた時に、スムーズに適応できる!
  4. タンギングと息の量:舌の使い方や適切な息の量を理解すること。
    →✨美しい音色に。リコーダーにも活きる!
  5. 唄口の持ち方:正しい唄口の持ち方やくわえかたを身に付けること。
    →✨卓上でも立奏でも美しい!

こんなに?!と思った方もいるかもしれませんが、これからご紹介する『鍵盤ハーモニカの合言葉』を使えば、リズミカルな掛け合いで、楽しく正しいフォームや奏法を体に染み込ませることができます!

初回だけは10~20分かかりますが、慣れれば3分でできる活動です。
鍵盤ハーモニカの授業で使う常時活動や導入としての活用がおすすめです。

✨正しいフォームや奏法が自然と身に付いている!
✨基本ができる→新しい曲も怖くない!挑戦したくなる!

こんな児童の姿を目標にしています💪🏻💪🏻

『鍵盤ハーモニカの合言葉』詳細と指導方法

それでは、5つの「合言葉」を一つずつ見ていきましょう!

①指番号

指番号!

いいね!は1番、2、3、4、5!

動作とポイント

  • 「いいね!」で右手をサムズアップ(グッドサイン👍🏻)の形にし、親指が1番であることを意識させます。
  • 「2、3、4、5!」の掛け声に合わせて、人差し指から小指まで順番に指を広げ、指と番号が一致するように確認していきましょう。

②「ド」の場所

「ドー」はどこだ!

チョキで 見つけて ドレミファソ!

動作とポイント

  • 「チョキで」で右手でチョキ(✌🏻)を作ります。
  • 「見つけて」で鍵盤の「2つのお山(黒鍵)」を見つけ、チョキの指(指番号2と3)で黒鍵を押さえます。これにより、自然と「ド」の位置に親指が誘導されます。
  • 「ドレミファソ」で、親指(1番)を「ド」の位置に置き、掛け声に合わせて順番にレ・ミ・ファ・ソと指を動かします。これが基本のポジションになることを伝えましょう。

💡POINT💡

「ここから先、右手の指はこの位置でキープだよ!指と鍵盤をくっつけておいてね!」と声を掛けます。
右手が迷子になったら困るので…(笑)

③右手の形

右手の形!

左手グーで、右手にたまご

動作とポイント

  • 「左手グーで」で、左手でグー(✊🏻)を作ります。
  • 「右手にたまご」で、左手のグーで右手の手のひらを押し上げるようにします。
    たまごを優しく包み込むイメージです。これにより、手のひらに自然な空間(指のアーチ🌈)が生まれ、指がスムーズに動く理想の形が作れます。
    「右手のたまご、落とさないように、割らないように、優しくね」と指導しましょう。

④タンギング

舌は、歯の裏

たーちーつーてー トゥートゥートゥー

動作とポイント

  • この部分は、先生も児童もコソコソ声で言います。
  • 「トゥー」の時に左手を顔の前に持ってきます。「『トゥー』って言った時に、軽く息が当たるくらいの息の量がはなまるだよ!💮」と伝えましょう。

    大量の息は必要ないこと、そして舌が上の歯の裏から離れる瞬間に息が流れ出ることを、体感的に理解させることが大切です。

💡POINT💡

「トゥー」のタンギングに合わせて、舌の動きを手で表現してあげると親切です!

左手で歯の形を作り、右手で舌の動きを表現すると、視覚的にも理解しやすくなりますね◎

⑤唄口の持ち方

左手

OK!

真ん中持って

巻き付けて

軽ーくはさんで ドードードー はい!

(鍵盤ハーモニカで「ドードードー」を演奏)

動作とポイント

  • 「OK」で、胸辺りにOKマーク👌🏻を作り、前に押し出すように動かします。
    →親指と人差し指でつまむことを覚えます。
  • 「真ん中持って」で、唄口の真ん中あたり(ダイヤマークの部分)をつまみます。
  • 「巻き付けて」で、残りの指をホースに巻くように添えます。
  • 「軽ーくはさんで」で、唄口をかむのではなく、先っぽを唇で優しくくわえることを指導しましょう。

鍵盤ハーモニカの合言葉 一覧

ここまでご覧くださりありがとうございます!🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️

教室にそのまま貼れる「鍵盤ハーモニカの合言葉」を一覧にしたポスターを作製しました!

  • シンプルVer.(Googleドキュメント A3×2枚 編集可能
  • カラフルVer.(PDF A3×2枚)

2種類あります!お好きな方をご活用ください!


▶▷▶【「鍵盤ハーモニカの合言葉」一覧ポスター シンプルVer.】▶▷▶


※編集方法:ファイル→コピーを作成
※Wordに変換:ファイル→ダウンロード→Microsoft Word


▶▷▶【「鍵盤ハーモニカの合言葉」一覧ポスター カラフルVer.】▶▷▶

※PDFです。そのまま印刷して使えます◎

まとめ

鍵盤ハーモニカの授業の導入や常時活動として、ゲーム感覚で大切な基本をマスターできる『鍵盤ハーモニカの合言葉』をご紹介しました!

児童の実態に合わせて、先生オリジナルの合言葉を作っても良し、そのまま使っても良しです🙆🏻‍♀️

鍵盤ハーモニカの初回授業の流れも紹介しています!
この合言葉をどのタイミングで教えるのか、鍵盤ハーモニカとの出会い~基礎の習得までも記事にしているので、良かったら覗いてみてくださいね。

音楽分からん!アイディアがない!相談できる人がいない!時間もない!

ほんの少しでも、そんな先生方のお力になれますように🌿

タイトルとURLをコピーしました