第2時:歌詞から海の様子を思い浮かべて歌おう
❁めあて
かしをよんで うみのようすを おもいうかべながら うたおう
❁評価の観点(例)
曲想と音楽の構造との関わり、曲想と歌詞の表す情景や気持ちとの関わりについて気付いている。(知)
第2次は教科書にのっとり、海の様子を思い浮かべながら歌うことをめあてにしました。
スライドもありますのでご参考にしてください!👀
①前時の復習
まずは「1,2,3」のリズムで横に揺れながら「うみ」を歌いましょう。
この時、児童がどんな声で歌っていたか、具体的にフィードバックします。
「元気な歌声だね」「楽しそうな声だったね」などなど。
②めあての確認をする
今日のめあてを一緒に読みあげます。

さっきは元気よく歌ってくれたんだけど、この曲はどんな歌い方がいいのかな?
今日はそれを考えてみるよ。ヒントは「歌詞」にあります。
「歌詞」という言葉の意味が理解できていないようなら、デジタル教科書等で歌詞の部分を見せて「歌には言葉が付いているね、これが歌詞だよ」のように軽く説明しましょう。
③「うみ」の歌詞を理解する
口頭や写真を印刷して説明してももちろんOKですが、時間がない方はこちらも参考にしてみてください⛵
④どんな海を表現したいか考える
クイズ形式で声のイメージを持つ
歌詞の意味を理解できたか、クイズ形式で確認します。
「様子を思い浮かべて歌う」系の学習では、このような視覚的なクイズ形式がとても役立ちます。
ぜひ他の曲でも活用してください💪🏻💪🏻
「どっちの海が、この曲に合うかな?」と質問するだけで、児童のイメージがぐっと膨らみます!
海を思い浮かべながら歌う
イメージした海を思い浮かべながら、もう一度「うみ」を歌ってみましょう。
歌い方の変化を共有する
近くの人と相談してから全体で発表させるとスムーズです。

最初に歌った「うみ」は元気な感じだったけど、今みんなの声がちょっと変わった気がするな。
みんなはどんなことに気を付けて歌ったのかな?近くの人に、どんな声で歌ったか聞いてみよう!
気を付けたことや、できるようになったことを全体で発表し合いましょう。
- 「優しい感じで歌った」
- 「海は広くて大きいから、声も大きくした」
- 「きれいな海を思い浮かべて歌った」
などの意見が挙がれば大成功です!💮
⑤海を思い浮かべて楽器や歌で演奏する
ここからはオーシャンドラムという楽器を使います。
名前の通り波の音を表現する楽器ですが、学校にはないことが多いかもしれません。
でも大丈夫!簡単に手作りできるので、授業の時間内に作ってもいいですし、生活科や図画工作の時間、その他ちょっとした余った時間を使って作らせるのもアリです。🙆🏻♀️
オーシャンドラムを手作りする場合
- 用意するもの: 透明の容器(例:書類ケース、ペットボトル(1~2L推奨)、タッパー(幅20㎝以上あると◎)等)、ビーズなど(青系の色で作ると海っぽいですね🌊🫧)
- 作り方: ケースやペットボトルなどの容器にビーズを入れるだけ!蓋が外れやすい場合は、養生テープなどでしっかりと固定しましょう。
オーシャンドラムの使い方を知る
説明と模範演奏→児童が実践 の流れを繰り返して、使い方を習得させます。
児童が話を聞く時は、楽器に触らせないのが鉄則です!手から離した状態で話を聞かせるようにしましょう。
- 両手で楽器を持つ。少しずつ傾けて音を出す。
- 「1,2,3」のリズムに合うように気を付けながら演奏する。
- 最後は音源をつけて、それぞれが海を思い浮かべながらオーシャンドラムや歌で自由に表現します。
(今回は歌唱としての位置づけにしたので歌は歌ってほしいことろですが、器楽や鑑賞として見取るならオーシャンドラムだけ、聴くだけ、でもよいと思います👌🏻)
振り返る
挙手で達成度を確認します。こんな質問をすると良いでしょう。🙋🏻♀️
☑ 海の様子を思い浮かべることができた人!
☑ 海の様子を思い浮かべながら、歌い方を考えて歌うことができた人!
まとめ
今回は「うみ」の授業アイディアについてでした!
最後まで読んでいただいた皆様に、ささやかながら略案をプレゼントさせていただきます🙇🏻♀️🙇🏻♀️
評価は例として歌唱(態度・知識)でとっていますが、楽器を使う場合は器楽の観点を入れてもいいですし、聴くことをメインにするなら鑑賞としても良いでしょう。
ちょっとした工夫でいろいろな角度から楽しめる曲なので、児童の実態や何を学ばせたいかによって、上手くご活用ください!
まだまだ共通教材シリーズ投稿予定なのでお楽しみに。
音楽詳しくない!アイディアがない!相談できる人や時間がない!
ほんの少しでも、そんな先生方のお力になれますように⛵🫧