こんにちは!元音楽の先生、みきちです☺
今回は、初任者・教採受験生に知ってほしい!
リコーダーの基礎を楽しく身に付けさせるための活動をご紹介します!
(ちなみに、私はこのアイディアを教採の論文に書いて一次試験突破しました!)
💡この記事で分かること💡
☑リコーダーの演奏前や、初めてリコーダーを教える時に役立つ活動とその方法
☑リコーダーの持ち方、指の置き方、息の量、タンギングを楽しく身に付けさせる方法
『5つのおきて』で教えること
基礎の基礎を詰め込んだ、私流の合言葉を『リコーダー5つのおきて』としてご紹介します!
教えることはこの5つ
①右手が下、左手が上
②指番号と対応する指孔
③指の正しい位置
④正しい息の量
⑤タンギング
今回紹介する活動は、これをそのまま教え込むわけではありません。
合言葉にして、児童と教師で掛け合いながら、楽しくリズミカルに覚えていこう!という活動です。
まずは動画で見てみよう!
「5つのおきて」でやることを動画にしてみました!
概要を知りたい方は、まずこれを見てもらうと雰囲気がつかめるかと思います♪
①右手で持って 自由の女神🗽
右手で持って、
自由の女神!
他の項目もこのような形で、先生→児童の順に掛け合っていきます。
「右手で持って」で右手でリコーダーの下の方を持ち、
「自由の女神」で自由の女神像のように上につき上げる動作をします。
💡POINT💡
児童は先生を見て真似するので、先生は左右反転した動きをしましょう!
この記事では全て児童側の動き(反転していない動き)で説明します。
どっちの手が上で、どっちの手が下だっけ??
ってなった時は、これを思い出してね、と伝えてあげるのも◎
②左手裏から 0,1,2,3,4,5,6,7
左手裏から、
0,1,2,3 4,5,6,7
今度はどこまでが左手でどこまでが右手だっけ?!を解消する項目です。
「左手裏から」で、いいね!のサイン(?)を左手で作ります。
これです。笑 → 👍
「0,1,2,3」で、実際に指を置いていきます。
ポイントは意図的に3で区切ること!
ここから右手だよ~と分かるように、「0,1,2,3」で一呼吸置きましょう。
「4,5,6,7」で、右手の指も定位値に置きます。
指を置いたら離さずそのままキープ!
次の項目で指の位置が正しいか確認します。
③ぎゅーっと押さえて 秘密の指孔
ぎゅーっと押さえて
秘密の指孔!
せーの! ぎゅーーっ ぱっ!
第一関節と指先のちょうど真ん中で穴を押さえるのが正しいとされていますね。
この項目ではそれができているかを確認します。
せーの!の合図でみんなでぎゅーっと指をリコーダーの穴に押し付けます。
正しい位置に指を置けていたら、正しい位置に○の跡が付くはずです。
💡POINT💡
時間に余裕があれば、周りの子に自慢しよう!とか、周りの子ができていたら「お~」って拍手してあげて!とか、声を掛けてあげましょう!
お手軽に「協働的な学び」もできますね😊
私がいた学校の子達はこの項目が大好きで中々次に進ませてくれなかった…笑
コーダーの息は コソコソ声で
リコーダーの息は、
コソコソ声で
こちらは、息の量を確認する項目です。
「コソコソ声で」で、口を覆うように口の前に両手を置き、コソコソ声で『コソコソ声で』と言ってもらいます。
みんな強く吹きがちなので、
手に当たるか当たらないかくらいの息の量がベストだよ、と伝えましょう。
⑤タンギング 舌は 歯の裏 トゥ トゥ トゥ
タンギング♪ はい!
舌は 歯の裏 トゥトゥトゥ
ここは特にリズミカルに!
舌は 歯の裏 トゥトゥトゥ
たん(うん)たん(うん)たんたんたん(うん)
となるように言いましょう。
タンギングについては、そもそも「トゥ」と教えるのはどうなのかといった議論もあるので…
教科書に準じても、「とー」でも、「Tu」でも、
ここはお好みで変えてください。
舌を上の歯の裏に付けて発音することができればOKです!
💡POINT💡
口の前に手を置いて、ゆっくり「たー、ちー、つー、てー、とー」ってコソコソ声で言ってみて。必ず舌が歯の上に付いてから息が出てくるよね。
という話を、「タンギング」を教える時にしてみましょう。
「トゥ」と言うのが大事なのではなく、「舌で息を止めたり出したりすること」が大事、と教える方がいいかもしれません。
まとめ
今回はリコーダーの基礎を楽しく習得させるアイディアをご紹介しました!
教え方に正解はないと思うので、使いやすいようにアレンジしてご活用ください!
日々頑張る先生方のお力になれますように。☺️